〜機関室前〜
ダル)イチチチ
何とか爆風を木々のお陰で生き延びれたがダメージは大きいようだ
ダル)(今日何回死ぬ目に合えばいいんのやら
ダルは、そう思いながらも立ち上がったその時ダルは………
ダル)このまま大きく迂回すればグラウンドを通らずに体育館に行ける
それを思い出したダルは、一目散に体育館に向かった。体育館に近付くに連れて皆の声が聞えてきた。ダルの読みは当たっていた。体育館の正面出入り口についたとき、皆を呼ぼうと片手を口に当てたが…………
ピッピッピッ
ダルの声はその音により閉ざされた。どれだけ犯人は絶望を与えれば気が済むのだろうか?そこには映画とかででる時限爆弾がセッチされていたのだ。しかもタイマーが刻々と刻んでいた。直ぐにでもとめようとしたが…………
[暗証番号]
そういってタッチパネルでその文字が点滅していた。止めるには暗証番号が必要だった
ダル)クソッ!!!
ダルは、思わず大きな声を出して拳を壁に叩き付ける
生徒)キャッ
中にいた生徒が気付くが、犯人だと思い悲鳴をあげていた
ダル)皆無事か?
ダルは、その悲鳴に我に返る
先生)だっ誰なんだ?
中にいる先生が聞かれた
ダル)僕は、2―Вのダルアンです
先生)ダル君か?生きていたのか?
先生は小声で言った
ダル)大丈夫です、周りに犯人は居ませんから
先生)上手く犯人から逃げて来たんだね?
ダル)…………
先生の言葉に口を閉ざしてしまった
先生)ダル君?
先生が心配そうに聞いた
ダル)すみません。僕は犯人に既に何度かあって………自分の身を守る為にはっ犯人をこっ…………殺してしまったのです。今まで、六人に見つかってそのうちさっ三人も………
ダルは、今までやってきた事を思い出して声が震えてきた
先生がしばらく沈黙したのち
先生)………ダル君、君のやってきた事は警察は絶対に分ってくれる。安心したまえ
先生が慎重に言葉を選びながら言った瞬間
ダル)うわぁぁぁぁぁぁぁぁ
今まで、ダルが不安と恐怖で圧縮されていた気持ちが一気に溢れた。
ダルのその声に
M.T)ダル?
M.Tの声が聞えた