奈央と出会えたから。<90>

麻呂  2008-02-22投稿
閲覧数[737] 良い投票[0] 悪い投票[0]

う゛‥‥‥。


は‥‥入りにくい‥‥‥‥。


その時、聖人の取り巻きの一人の“お姉サマ”がー


あたしの存在に気付いてくれたー。


『あら?!あんた一年生だよね?!
誰かに用?!』


その“お姉サマ”の一言で、取り巻きの“お兄サマ”“お姉サマ”達がー


一斉にあたしの方を見たー。


きゃ〜皆さん!!
見なくていいですからぁ〜!!


続けて、続けて〜!!


自分は、なんて小心者なんだろうって思ったー。



『あっ、奈央。
掃除終わった?!
んじゃ帰ろ。』


聖人がそう言って微笑んだー。



『聖人。このコがこないだ言ってたお前の彼女?!』


そう聖人に聞いたのは、聖人の小学校時代からの大親友ー


高橋 サトル君ー。


聖人と対照的で、
男の子の割によくしゃべるー


どこかのお笑い芸人みたいな人ー。



『うん。そ。俺の彼女。』



聖人は、こういう時は、凄くクールだったー。


人が沢山いる所だと、いつもクールなクセにー


あたしと二人っきりになると、いきなり甘えてきたりするー。


そんな聖人の可愛い一面を知っているのはあたしだけー。


それがあたしはー


ちょっとだけ優越感だったー。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 麻呂 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ