私が付き合っていたカレは1つ年下だった。バイト先で高校生の時に知り合ったが、私は付き合うのはタメか年上!と決めていたこともあり、カレに興味がなかった。
私は、専門学校に入学するためバイトを辞めることにした。送別会の帰りにカレから告白されて、驚いたが付き合ってみることにした。
始めはカレの彼女という実感がなかったが、いつの間にか何でも話せるようになり、一番近くて大切な存在になっていた。
付き合って4年経ち、私は就職した。それまではお互い家が近く、週の半分以上カレと一緒にいた。離れるのが不安だった私は、就職をきっかけにカレと同棲することになり、毎日一緒に過ごした。ツライことがあれば泣き、嬉しいことがあれば一緒に笑ってさらに大切な存在になっていった。
付き合って7年が経ったある日、突然カレから別れを言われた。「一緒にいすぎて好きかどうかわからなくなった。」私は涙がとまらなかった。そして、私達は別れた。
この7年私にとってカレはかけがえのない家族のような存在だった。今でも人を始めて愛することを知った大恋愛をしてたんだなと思う。「さようなら」じゃなくて「ありがとう」という言葉をカレに贈りたい。