初めて気付く事

 2008-02-24投稿
閲覧数[417] 良い投票[0] 悪い投票[0]

僕は彼女に出会った。


朝起きて時計を見る。
僕は高校生だ。
もう一度時計を見る。
その高校生がこんな時間に起きていいのか?
(まあ、あり得ないだろうなぁ……)
時計は9時27分を指していた。
ましては今日は何もない平日だ。
僕は急ぐ事もなく制服に着替えた。
2階から下に降りると朝御飯がテーブルの上にあった。
それを食べて歯を磨き、髪をセットして学校に向かう。
いつも繰り返している事。家を出る時間が10時2分じゃなかったら。


学校に着き遅刻の紙を書いて教室に向かう。
教室には誰もいなかった。彼女を除いては。
「皆はどこに行ったの?」
「皆は体育で体育館に行ったわ。」
よく見ると皆の机の上には着替えが置いてあった。
「何で女の子の君が教室にいるの?」
女子は更衣室がある。
男子は教室で着替える。
「暇だから。」
意味が分からん。
「それであなたはなんでここにいるの?」
ひどいな〜
「同じクラスでしょ?忘れるなんてかなりショックだよ。」
「あり得ないわ。だってあなた学校が始まって一度も学校に来ていない。」

「なんで分かったの?」
「クラス全員の顔を覚えているからよ。」
「そうだよ。ハジメマシテ。」
「ええ、ハジメマシテ。」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 海 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
乾燥でうめぼし肌
⇒改善はこのクリーム


▲ページトップ