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としを  2008-02-24投稿
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朝8時。外は曇り空。
「あ〜腹減ったぁ〜。。。」
俺は、高橋 裕也 (タカハシユウヤ)今年21歳を迎える大学3年生だ。俺の専攻は人間栄養学という食べ物に関する勉強をしている。食べ物が体にどんな影響を及ぼすのか、この人にはなにをどのくらい食べさせたらいいのか。。。
なんとも健康に密接した勉強をしてるのだが当の本人といえば…

「あ〜昨日はカレーで材料使ったから、今日はバターご飯しかできない(泣)」
健康とは程遠い食生活。さらに夕方は夜中の1時までマンガ喫茶でバイトし、朝からの授業に参加している。 基本的に生活リズムも悪いボンビー学生だ。
今日も裕也が大学の席に着く。
「裕也昨日もバイトだったの?すごい眠たそう。大丈夫?」
幼なじみの由紀だ。彼女は小、中、高一緒で大学も一緒である。たまに僕の家にご飯を作りに来てくれる。かといってお互い恋愛感情もなく、さばさばした付き合いである。
「バイトだったよ。帰ってからバターご飯しか食べてないからもう倒れそう…」
「じゃ〜なんか作りにいってあげようじゃない☆」

「今家にバターしかないからよろしく〜」
そのまま机に倒れ込むと後ろから誰かに肩を叩かれた。叩かれた方向に顔をむけると僕の知らない男性がおどおどしながらこう言った。
「これ机から落としましたよ…」
彼はそういうと下に落ちた紙を拾いあげ裕也に渡した。 見覚えのない紙、拾ってくれた男性に軽く会釈をし、授業が始まった。

今思えばこの手紙がすべて俺の人生を変えた。

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