『友情』と『恋愛』この2つを天秤にかけることほど辛かったことはない…。
りなは16歳。女子高に通学して2ヵ月が経った。
「高校生になったぁ!!ずっとやると決めていたバイトができる(^Q^)/^」
りなはずっとやりたかったバイト探しを高校入学と共にはりきって始めていた。同じ高校で地元が一緒だったまみもバイト探しをしていた。
「りなは決まったの?まみは、あそこのコンビニでやることに決まったよ♪りなはウェイトレスがいいんだっけ?」
「そうそう!新しくできたあそこのイタリアンにしようかなと思って!今日学校終わったら面接なの。緊張するよ(>_<)」
面接はあっさり通り来週から働くことが決まった。
あっという間にバイト初日がやってきた。講習を受けて接客業について、お水の出し方やオーダーのとり方など教わり、りなのバイトが始まった。そこのバイトは高校・大学生が多く、同じ地元出身の人達が和気靄々としていて働きやすい職場だった。
りなは人見知りしないせいかすぐにみんなと仲良くなった。色々優しく教えてくれ、1つ年上のさえとは特に仲良くなってバイト終わりでよくご飯に行って何時間もファミレスで語っていた。