それから月に数回、お互い限られた時間から数時間を捻出し、会うようになった。 セックスし、ベッドの上で食事し、たくさんの話をした。 いつでも私は彼の左側におさまり、彼の左の掌は私の肌を流れて確かめた。 これは純愛なんかじゃないだろう。互いに何も捨てる気もなく適度の距離とルールの基で甘さとせつなさを楽しんでいる。きっと、どうしてもこの相手じゃなくてはならないわけではないだろう。
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