「お前これやった事ある?…インベー」
「帰らせていただきますっ!!」
「おい!帰るなよ!」
…この人は全くもって苛々させてくれる。
話はそれだけなら、俺は真剣に部屋に帰ろう。
机の上の足を、静かに下ろして足を組む。
リクライニングじゃない椅子が異常に軋む。
太いわけじゃなく、身体がゴツイのだ。
口を開いたのはあの人。
「GOが出た。明日だとよ。」
俺以外に集まった皆は緊張を身に宿し、生唾を飲む奴もいた。
「各自用意をしろ。」
3回目の出撃。
もう慣れた。火薬、血、叫び声、煙。
部下達が部屋に戻った。
俺は目の前にいるこの男に、言う事があった。