授業がすべて終わった後、俺と由紀は一緒に帰った。
「そういえば今日授業始まる前に手紙もらわなかった？」
由紀が言って俺も気付く。
「そういえばもらったな〜俺のじゃないけど眠たくてぼーっとしてたから受け取っちゃった。」
裕也は生粋のめんどくさがり屋である。
「ラブレターだったりして！笑」
「それはない。俺があそこに座る保証はないだろ？」
由紀のいつものありえない冗談が今日は妙にいらつく。
「とりあえず帰ったら見てみよう↑↑もしかしたら、もしかするかもよ？笑」
「…。」
やけにテンションの高い由紀に違和感を感じながらもつっこむのがめんどくさいためだまる俺。
「ちょっとご飯の材料買い物してくから先行ってて！」
家のすぐ近くにあるスパーに駆け足で向かう由紀を見て俺は家路に着く。
急遽由紀がくることになったので全く家を掃除していなかったがそこでもめんどくさがりを発揮し、ソファーになだれ込む。
「今日はやけに疲れた。そういえば手紙…由紀にまた意味わからん冗談言われるのも嫌だし、捨てるか。」
俺はかばんから今日見知らぬ男性にもらった手紙をだし、中身を見ないで捨てた。
このときからすでに始まってたんだ。
Ｇのゲームが…
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