奴は今この高校に居た。奴が居なければ俺はこんな目に会わなくてすんだのに……?
俺の名前は「銀」!!まぁ、本名は「弥途銀次郎」っていうんだけどね?
あっ、俺が怒ってた理由か、それは………
ﾁｭﾝﾁｭﾝ…（鳥）
母「銀次郎〜?早く起きなさぁ〜い?」
銀「ふぁ〜?、わかったよ?ったくうるせぇな……」
ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾀﾊﾞﾀ（階段）
銀「やっべ〜?遅刻だ?」母「だから早く起きないって……」
銀「いってきまぁ〜す?」母「もう……」
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ、ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ（電車
銀（こ、こんでるなぁ?）客Ａ「ち、痴漢??」
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ（乗客）
警「おまえか?」
客Ｂ「こ、こいつもです?」
警「君もか、来なさい?」銀「え、ち、ちょっと〜」銀（まいったなぁ）
ｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞ（警）
銀「まったく…、とんだとばっちりをくらったぜ??」
乗客Ｂ「ゴメン、ゴメン?つい?」
銀「ついじゃねぇよ?えっと……、一郎…だっけ??」一郎「なんで知ってるんだ?」
銀「さっき警察に言ってたじゃん?自分で」
一郎「あっ、そうか」
銀（ﾊｧ〜?ばかかこいつは?）
一郎「失礼な?」
銀「はは、冗談だよ?」
銀（ん?）
一郎「っ?やべ、もうこんな時間?遅刻だ?じゃぁな?」
銀「え、ちょっと…、いっちゃった」
銀「遅刻だぁ〜???」
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ?
ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾀﾊﾞﾀ、ｶﾞﾗｶﾞﾗ?
銀「セーフ?」
遅刻よ?????
銀「うわぉ?って、真由美かよ?」
真由美「かよって…、悪かったわね?」
銀「一分位いいだろ?」
真由美「遅刻は遅刻?」
銀「わかったよ?ったくうるせーな」
真由美「分かればよろしい」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ〜（ドア）
銀「先生だ」
教頭「下田先生が産休のため、新しい先生が入る?」
ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ（生徒）
新先「えぇ〜?…」
銀「お前は…?」
新先「ん?君は…」
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