新潟県のとある高校にこの物語の主人公がいる。
相沢 翔という平凡な高校生活を送っているやつだ。
冬のある夜、たまたま見たテレビでスノーボードの大会をやっていた。
コレがスノーボードか〜、ただそんな感じに見ていた。
しかし、10何mもあるジャンプ台(キッカー)から回りながら飛んでくるのを見て翔の心は揺さぶられた。
(人間は空中に飛んであんな事ができるのかよ!俺もやってみたい・・・
こんな感じ、初めてだ)
次の日、すぐに行動にでた。 親友であり、幼なじみの拓斗に
『俺もスノーボードしたい!教えてくれ。』 拓斗は一昨年からスノーボードを始めていた。 『別にいいけど、本気でやる?本気でやるなら去年の板とかくれるけど。ウェアは買えよ。』
『本気だよ。昨日のテレビみて、あんなに心踊らせられたの、初めてだしな』
ここから翔のスノーボード人生は始まった。