タイムカプセル3

さやか  2008-02-27投稿
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私は校舎の裏のベンチで座っていた…

(何が格好いいよ…皆は何にも知らないんだから…)
私は辛かった…

心細かった…

神谷 充…

お前との思い出はタイムカプセルに入れて埋めたんだ…

何で来たのよ…


私は涙を浮かべて唇を噛み締めた…



『あっ!…やっぱりココに居たんだ〜。あの頃と一緒だな?笑』

私は後ろを振り返ると、今一番会いたくない奴がいた
『ほら、タイムカプセル開けるらしいぞっ!皆待ってるんだから来いよ?』

神谷 充の声が私の頭の中をめちゃくちゃにさせた…
何でそんな態度なの?

何で普通で居られるの?

何で余裕なの?

『聞いてんのかっ?美紀っ?』

神谷 充は私の名前を呼んだ…

何年ぶりに呼ばれたんだろう?

私は少しドキッとした。


『まだ…怒ってるのか?』
充君は私に問い掛けてきた
(怒ってる…?)

『なぁ…美紀?俺…あの時の事、誤りたいんだ…』

(誤りたい…?)

何で勝手な事ばっかり言うの?

私はそんな事してほしいんじゃない…

違うの…

違うの…充…




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