学校が終わり俺は靴をはいて玄関を出ようとしたら… 「涼〜！」 由衣だ。 「今日用ないなら一緒に帰ろう？」
『おう』
そういう流れでいつも二人一緒に帰る。
『なぁお前好きな人いるの？』
「なに〜？急にどぉしたの？」
『いやさぁ、俺といつも一緒にいる政宗っているだろう？あいつがお前の事気になってるらしいよ』
「まじで？政宗くんかぁ！」
『何！？お前ちょっと気になってるの？』 「いや！そんな事ないよ〜！でも政宗くん背高いしかっこいいよねぇ」
『じゃあ付き合えよ？』
「えっ！だってまだ分かんないし、それに今好きな人いるし！！」 『そっかぁ』
由衣は哀しげな顔をした。俺は由衣の好きな人を知っている。一個上の一樹君だ！一樹君と由衣はこの前まで付き合ってた…が一樹君が東京の大学に受かりり、自然と別れる形になった。毎晩のように俺は由衣の話を聞いてあげた。多分まだ未練があるのだろう！
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