君のどこが好きか
キレイな眉毛
下から見た時の目
すっとした鼻筋
笑うと見える八重歯
君のどこが嫌いか
すぐに詮索する揚げ足
信じることを知らない恋愛
受け入れられない狭さ
わかってる
けど
始まってしまったものだから
「好きだよ」も
「ずっと一緒だよ」も
今までの恋愛ではヘドが出るってくらい馬鹿らしいと思っていたちゃっちいセリフが
スラスラ出てくる
あぁ世の中の恋愛って
こんな感じだったんだとか
あぁ束縛ってこうやって生まれるんだって
初めて知った
あたしはそういうものが大嫌いだったのに
もしかしたら
今までは強がって合わせていただけなんじゃないかとか
そんなふうにすら
簡単に思えてしまう自分が
本当に恐ろしい
あたしのキライなところ
君を思う前に
君に思われることに
必死になってしまうところ