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としを  2008-02-28投稿
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由紀が俺の家に買い物袋を持ち、帰って来た。


「ただいま〜!今日ハンバーグ作るね☆」


俺の好物…さすがの俺もテンションがあがる。


「そういえば、さっき話した手紙読んだ?」


「あ〜あの手紙今かばん探ったんだけど見つからなくてさ。どっかいったわ!」


「え〜なにやってんのさぁ…。読みたかったなぁ〜。」


「そんなに訳わからん手紙気になるか?」


「うん、気分悪くしないでね?裕也あの手紙もらったとき寝てたでしょ?そんときの男どんな人か覚えてる?」


「あ〜いや、あんまり。暗い感じの男じゃなかった?」


裕也のあいまいな記憶を辿りながら思い出す。



「その男がどうかしたの?」



由紀が不安げに口をひらく。


「あたしがトイレいこうとしたらその男が廊下立ってて『あいつは渡した手紙みたか?』って聞いてきてなんか怖かったからわからないっていったの。そして、いこうとしたら『俺と今話したことは誰にもいうなよ。Gのゲームはもう始まっている。』って。」


俺は訳がわからなかった。一瞬頭の中が真っ白になったが一本づつひもをとくことにした。


「そのことを何で学校で言わなかったんだ?」


「怖かったし、あの時全部の授業のとき近くにそいついたんだもん…。帰りも付けられてそうでここにくるまで話せなかった。ごめん…。」

由紀はうっすらと目に涙を浮かべながら話した。



謎はたくさんあったがまずは由紀の作ったハンバーグを食べた。




このハンバーグが由紀に作ってもらった最後のハンバーグだった。



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