私じゃあダメ？
…彼に思い切って?してみた。
彼女がいるし、可能性が無い恋って分かっているんだけど、ほんのわずかな期待を胸に一日中携帯とにらめっこ。
もちろん返事はなかった…。
やっぱり私じゃあダメ？
なんで…もっと早くあなたに出会わなかったんだろう。
なんで…あなたには彼女がいるんだろう。
なんで…なんで…。
次の日思い切って彼に｢電話できない？｣
って?をした。数分後、彼から電話が。
｢もしもし。｣
プライベートで初めての電話。彼も｢不思議な感じやね｣と照れくさそうに電話の向こうで笑っていた。
私も｢そうだね。なんか恥ずかしい｣と笑った。ただ声がきけただけなのに、電話してるだけなのに幸せいっぱいだった。
しばらくたわいも無い話を話した。
｢……。｣
｢……。｣
…少し沈黙の後、大きく一呼吸して
｢やっぱり好き。私じゃあダメかな？｣
精一杯の今の気持ちを伝えた。
｢……。｣
沈黙の後、彼がおもい口を開いた。
｢彼女と結婚を考えてる。ごめん…｣
幸せの絶頂から一気に突き落とされた気分だった。
｢そっか…｣
おめでとうって言えなかった。嘘でもそんな事は言えなかった。
返事をするだけで精一杯だった…。
しばらく話しをして、電話をきった。
なんで…なんで…。
あなた以外になんて考えれないよ。
あなたの側にいたよ…。いつかあなたの事を忘れられる日がくるかな？
その時には笑顔で｢おめでとう｣って祝福するからね。
今はまだ無理だけど
きっといつか…その日が来るって思って頑張るよ。
あなたにであえて、
あなたを好きになれて本当によかった。
本当に愛しても愛しきれないくらい好きでした?
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