いつだって終わりから始まる
それを知っていてもこのプロセスは死ぬ程辛いね
いつからかだめな恋分かって
苦しい自分を憎んだ
操作する彼も憎んだ
最後は思い切り傷つけられた
献身が私の存在価値と決めつけられていた
彼の本心は私への侮蔑だった
私の悲しみは喪失ではなかった
私の落ちた場所は冷たい闇だった
絶望に突き落とされた筈なのに
そこに光が見えた
闇に慣れた目にあなたが見えた
純粋なその光
ぼろぼろの私にはもう掴めないかもしれない
それなのに私は夢中で
その光に走って行く
傲り高ぶった人を見慣れた目に
あなたは眩しかった
温かさを目にする様で
嬉しかった
訳もなく懐かしさがこみ上げて
誰にもわからずに
私は変わった
新しい光を見つけるにはきっと闇が必要だった
闇があったからあなたを見つけた
始まりは終わりからやってくる
だから
私を傷つけた男にも感謝してみようかな