光と影
それはけっして交えることのない関係だった
僕は影
だから光とは交えることはない
そう思っていた
あの子に会うまでは・・・
僕はしがない高校生、世間的には『フツー』な奴
けど僕の心は他のだれよりも真っ暗な世界で覆われている
人間なんてくそくらえ、嫉妬、色欲、怒り・・・
悪いところなんていくらでも言える
それは大人に近づくにつれて強く思うようになった
だからこそ、いや、そうでなくても女が大嫌いだ
あいつらは欲の塊、まぁ簡単に言うと『わがまま』なんだ
自分の思うとおりにならなきゃすぐに感情をあらわにする
他人を思いやってるようでそれは自分のための行動
結局は自分が1番可愛いんだろ
女なんてみんなそうだと思ってた
彼女に会うまでは・・・