「いやぁいつものことながら素晴らしい腕前だなぁ」レイはモンスターの群れの死体を眺めて黒髪の少年の肩を叩いた。
「俺はテメェと以前会った記憶が無いぜ?」黒髪の少年は太刀を鞘に収め、言った。
「俺もお前と以前会った記憶が無いのに何で俺の名前を知ってる?」そういえば先程から黒髪の少年はレイの名前を呼んでいる。
「つかテメェがさっき『このレイ様が相手だ!』って叫んでただろ。」少年は先程のケンカの事を言っているのだろう。
「ま、まあいいや、改めて自己紹介だな。俺はレイだ。お前は?」「俺はカイだ。」