また1時間すぎた。携帯はまだ鳴らない・・・その30分後携帯が鳴った。
手を挙げた
何も起こらない
ただ通りすがりの人達が不思議そうな顔で俺を見ている。
人通りが切れた
「バン?」「カンッ」
なんだ!銃声?しかも俺の真横に当たった!なんだ!なんだよ?
「バンッ?」「キンッ」
まただ!確実に狙われてる!
「うわ〜〜っ?」
逃げだした!わけがわからない!50メートル位走った所で転んでしまった!足が震えて動かない!
「パンッ?」「パンッ?」「バンッ?」
いろんな場所から狙われてる。 とにかく立たなくちゃ!
「パンッ?」
んっ?あれ?足が動かない! 痛みが襲ってきた、血がにじみ出てくる。
「何なんだよ〜?」
「パンッ?」「パンッ?」
あれっ?体も動かない。腹に2発もらったようだ。 考える力がない。
俺の携帯がなった。??
「はい?」
「おう?丈君」
「加山〜、撃たれた。」
「知ってる、知ってる。今から給料持ってくから?」
携帯が切れた。 すぐ加山の声が聞こえてきた。
「ストップ、ストップ?おう、お疲れ?これ給料ね、5万入ってるから。まぁ使えるかどうかはわからないけど。じゃ〜また。」
加山は笑いながら帰っていった。意識が遠くなる。 やっぱりあんなヤツに関わらなければよかった。 何でこんな事になってしまったんだろう。もっと幸せに暮らせたは・・・・・・・・・・・・・「パンッ?」
END