キーンコーンカーンコーン
彩:「あっチャイム鳴った。席着こう」
そう言って彩と美花は自分の席に着いた。
結局舞美は来なかったな〜。
図書委員って意外と大変なんだ‥‥
ぼんやりとそう考えていると、舞美が教室に入ってきた。
ちなみに舞美の席は私の席の右上斜め。
小声で喋れば授業中でもバレないような、そんな位置。
舞美:「ぉ、おはよーι」
走ってきたのだろう、舞美は息を切らしながらそう言った。
明花:「おはよ〜。
大変だね、図書委員って;;」
舞美:「…うんι
図書室まで行くのはキツい。」
そうか。図書室まで行くのはキツい。」
そうか。図書室は4階だからね……
明花:「お疲れ様ー」
私がそう言った時、教室のドアが開き、担任が入ってきた。
担任は入ってくるなり『号令』と一言。
そして委員長が号令をかけた。
「きりーつ、、れい、、ちゃくせーき。」
いまひとつ締まりのない挨拶を終え、朝のHRが始まった。
どうせ、事件のことでしょ……
私は机に顔を伏せ、そのまま少し寝ることにした‥‥‥