(刀身が赤い!?)
赤いぐらいでまとめれる色ではない。血のようにどす黒い刀身である。
「それが噂の黒焔か」
「はい。」
準は黒焔を構え集中力を高めた。
すると気がまわりに充満し、桜は途中気を失ってしまった。その桜が気を失う間際に見た準は瞳の色が刀と同じどす黒い色になっていた。
「楽しめそうだ!」
また織田は斧で殴り掛かった。しかし、そこには準の姿はなかった。準はいつのまにか後ろに回り込んでいた。
その時織田は感じた、殺られると。
バンッ!
どこからともなく銃の発射音、それとほぼ同時に超速のパチンコ玉がとんできた。
準は気配でそれを避けた。
「誰ですか!?」
「ケンカするなと言ったはずだぞ、太田準。」
声の先にはエースの悟ともう一人エースの人間がいた。