花火はどうしてあんなに綺麗に映るのだろう
一瞬でドンと上がり
一瞬でパッと散り消えて失くなるから
はかない光が美しい
想いは
私の指が貴方の髪に触れたあの一瞬で燃え上がり美しく綺麗な時間は音も無く哀しく消えてゆく
だから愛おしい
去り際に見せる寂しそうな瞳も
追い掛けたいと泣いている私の足も
全てが私の想いを作り上げる
過ごした時間はどんなに長くとも終わりは直ぐに訪れる
共に永遠に呼吸が出来たら
離れて行く手をもう一度掴みたい
また会えるのに
触れることは出来るのに
こんなにも想い苦しんで
貴方をとめどなく愛している
早くまた私を抱き締めて
この想いが舞い上がり散って失くなる前に
私の指に触れて欲しい