離婚。
いままで築いてきたものを壊すために紙に必要事項を記入し市役所に提出する。
そんな紙一枚で数分で終わる処理。
紙一枚では書ききれない思い出や繋がり、努力や忍耐までも終了する。
終わってもまた始まる。
二人の歴史の精算や、未来の自分へのバツイチの重荷。
全てが終われる訳ではなく、相手の家族との距離をとりつつ、ゆったりと切り捨てていく処理。
二人の思いは同じで、手を繋いで歩いていたはずなのに、まるで殴りあうかのように繋いでいた手を離し、意見がぶつかる。
離婚を決めた二人には、愛などない。
いくら綺麗ごとを言っても、いかに自分が後々優位にいられるか。それだけだ。
そして男は離婚に負ける。
子どもを取られ、養育費まで取られる。
離婚を決意した女の意志や社会は女に強い。
そして次の人生プランをしっかり組み立てている。
何故か?
女は頭がいいからだ。
幸せを理解している。
男は普通は働くだけ。
女は家事や子育てという生きる為の知識を生活という家庭の職場で学びながら、男の収入に応じた会計も学ぶ。
子どもからの信頼感も絶大だ。接している時間が違いすぎる。
(収入)― (男への不満)―(必要生活レベル)±(愛情)という計算式をはじき出し、プラスなら継続。マイナスなら離婚とシビアに考えているでしょう。
男の離婚後は哀れです。
淋しさでまた恋をし、壁にぶつかる。
でも逆もしかりです。
女も計算どおりにはいかず、プラスのはずがマイナスに‥。
僕が回りの既婚者を見るかぎり、幸せを感じているのは一握り。
バツイチ再婚で幸せそうなのは一つまみ。
バツイチ単身は心に不安を感じながらも生き生きしています。
何故、人間は離婚という簡単にできる恐怖がある結婚を簡単にし、憧れまで抱くのだろう‥。
不完全同士の人間が、不完全な社会で生きていくためには、不完全な異性にでも寄り掛からないと生きてはいけないのでしょうか‥。
離婚を考えている方々。
男は地獄。女も最後は地獄をみますよ。
離婚しようと簡単に考えている人は、壊れたものは簡単に直らないという事を知っておいて下さい。
二人の関係ではなく、あなたの人生という「割れ物」の話ですよ。