『さよに出会えたのは必然だと思う』と家庭を大切にする彼が言った。 『好きよ』と私が言っても照れくさそうに抱きしめるだけで、言葉は返してくれない。 私のことを好きではないのかもしれない。でも出会えたことは必然だと。 言葉には魂が宿るらしいから、私は彼にたくさんの言葉を送る。好きなの…会いたい…触れたい…したい。 甘い言葉じゃないけれど、彼の『必然』は彼の心のひとカケのような気がする。
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