いつもは城下町でやりたい放題やっていたノールだが、今日はいつもの調子が出ない。
変な感覚は、彼を紳士に変えた。
ノール「見ず知らずの男を部屋に入れては、いけませんよ。」
クレインは少しガックリしたが、めげずに誘い続けた。
どうやら、クレインもノールに気があるようだった。
いつまで経っても決着がつかない二人に呆れてマリアが打開策を持ちかけてきた。
マリア「この部屋なら問題ないんじゃないの?ほら、いつ誰が入ってくるかわからないから変なことできないし。」
それはいい考えだと、満場一致で解決し、二人きりの時間がすぐにやってきた。
リビング側にあるソファーに寄りかかって、寝ようとしたが、やはりお互いが気になって眠れない。
沈黙に耐えかねたノールが先に口を開き、今日のお礼を改めて言うことになった。
ノール「今日は本当に何から何までありがとうございました。」
クレイン「そっ、そんな改まんないでよっ」
クレインは手をブンブン降る。
クレイン「それにさ、私より年上でしょ?敬語もいらないよ。」
恥ずかしそうに話すクレインを見て、ノールはさらに熱い感覚に襲われ、これは重症だと心の中でつぶやいた。