あの日から私の体は
ガタガタと音を立てて
壊れ始めた。
何なんだよ…。
今まで普通に出来ていた事が次第に出来なくなる。
病気って怖いと
初めて思った。
病気の事は友達に秘密にした。
白血病なんて
ドン引きされるに決ってる。
それでも
大好きなclubへ徐々に行けなくなり、友達と遊ぶ日数も減ってくると、私の異変にみんな口を揃えてこう言う。
「千夏、激痩せしたね〜。マジうらやましいんだけど!!てか最近元気なくない?どっか悪いんじゃね?」
ええ…。
悪いんじゃね?
じゃなくて悪いんです。
元気な友が
うらやましい…。
君には輝く未来が
私には輝くあの世が
私は何となく
友達との連絡を絶った。
今までは、何かあればすぐ友達に話して不安や愚痴を聞いてもらっていたけど、今回のはやっぱさすがにヘビーだし、何だか健全者に聞いて貰っても虚しくなるだけだから…。
一人ぼっちは苦手。
でも時々出る鼻血を見られなくて済む。
ポタポタと鮮血が鼻から滴る。
最近の私は
頻繁に鼻血を出す。
白血病は血液の癌だから
一度出た鼻血はなかなか止らず、気分が悪くなる。
マジ最悪だ…
真っ赤な血で染まるタオル
最悪だけど血を見ると
生きてる
って気が湧いてくる。
変なのっ…笑
これから私
どうなるんだろう…。