年下彼氏〜彼氏の事情〜

睦月  2008-03-06投稿
閲覧数[394] 良い投票[0] 悪い投票[0]

学ランを着たら、少し手足のところが丁度よくなっていたことに気付く。 
入学したころは、折って詰めて、でもぶかぶかだったのに。
妙な感慨にふけりながら、水色のバッグパックを持ち上げた。 
「いってきます」
玄関を開ける。 
何かを思い出したように、そこで、一回立ち止まると携帯を取り出した。 
『おはよー\(^O^)/俺家出たよ!ゆうちゃん一緒に学校までいこ?』
とメールをした。 
ゆうちゃんとは、六つ年上の彼女のこと。
大学生で、すごく気のきくやさしい人。付き合ってから三年にもなる。 
ぼくは、ゆうちゃんが大好きで、一生一緒にいたいと思っている。でも、ときどき、彼女が年上、とは言いにくいときがある。
同じ学年のやつの彼女は、たいてい年下だからだ。一回、年上だと言ったことがあったが、おかしなことを言われたり詮索されたりした。ゆうちゃんにも、直接その手のいやな質問がされた。
ぼくはすごく腹がたった。だからそれをやった主犯核に言った。ゆうちゃんとぼくは付き合っちゃいけないのか。と。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 睦月 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ