ゆうちゃんに変なことを言うのだけは許せなかった。ゆうちゃんは優しくて、かわいい彼女。
年なんて、関係ない。
ゆうちゃんが好き。
お試しのお付き合いはしたくなかったし、するつもりもなかった。
その言葉を聞いた桜田が、百年の恋だね、と洩らしたその言葉が、ちょっとクサくて照れたけど自分でもそうだと思った。
ぼくは、ゆうちゃんに百年…ううん。千年の恋をしてるんだ。
携帯の電子音が鳴る。開いてみると、ゆうちゃんだ。『うん、いいよ(^^)v一緒にいこう。私午前中講義ないんだ。』
ぼくは嬉しくなって、携帯を握り締めた。
ゆうちゃんはぼくを、喜ばせる天才なんだ。
嬉しくて。早く会いたくて僕はゆうちゃんの家まで走っていった。