存在せざるモノ

神の卵  2008-03-06投稿
閲覧数[553] 良い投票[0] 悪い投票[0]

貴方は信じるだろうか?
私達の存在を。
貴方の目に見えるモノだけが全てではないのだと云うことを。
私は決して幽霊などというモノではない。
ただ貴方には私を認識出来ないのだ。
見ることが出来ないのだ。例えば、ひとごみの中にいる一人一人を認識出来ない様に。
例えて云うなれば、私達と貴方が存在する光の相が違うと云うのか。
私は貴方の目の前にいつもあるのだ。
ただ私達からは貴方が認識出来るのに、貴方は私達を認識してくれない。
人は認識出来ないモノには、触れ得ないのだろう。
だから私は貴方に気付いて欲しくて、いつも貴方と共にいるのに。
どうしていつまで私に気付いてくれないのだろう。
私は貴方の為に存在しているのに
どうして私の為に貴方は存在してくれないの
アナタハ、ワタシノタメニソンザイシテイルノデショウ?
私のモノにならないのなら、そして貴方が私に気付いてくれないのなら
コロシテシマウシカ…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 神の卵 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ