記憶 3

 2006-04-25投稿
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静かな人気のない道―真白は一人で家に向かいながら歩いていた
(・・・異世界に行きたいなぁ・・・)
ちょっと危ない事を考えながら。
(あー、どこかにないかなぁ・・・異世界に行ける道っぽいの)
真白は半分本気で思っていた。頭おかしいのか?といわれてしまえば否定できないだろう・・・
【必ず迎えに来るから・・・】
急に後ろの方から声が聞こえた。
「え?」
真白は驚き、後ろを振り返った。そこには、まるでブラックホールのような穴があった。
「な、何これ・・・」真白は目を見開きながら呟き、その穴に見入った。
「うわぁ、非現実的現象が今目の前に・・・」
真白の顔から笑みがこぼれた。 普通は逃げ出すところだろうに・・・
すると、急に穴の中に引っ張られた。何か目に見えない力が働いたかのようだ。
「えっ、え?」
抵抗する間もなく、真白は穴の中に引きずり込まれてしまった。真白が穴の中へと消えていくと、穴は音もなく消えていった。辺りは何事もなかったかのように静かだった。

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