彼と別れてから一滴も涙が出なかった。
フラッと立ち寄った本屋で、自分の今の心のモヤモヤを晴らしてくれるような本がないか探した。
そこで一冊の本が目に止まった。
早速買って読んでみた。
気分転換するためにお風呂に入りながら。
『わがままを言えるなら』
この作品を読んでたら、大泣きしてる自分がいた…
外に聞こえてるかもしれないけど、恥ずかしげもなく、ワンワン泣いた。
片思いについて書かれていた作品だったけど、今、彼に言いたいことがそのまま書かれていた。
大泣きしたら、モヤモヤが小さくなった。
この歳になって、こんなに泣くことができた自分にビックリもした。