「・・・終わったな。」
しかし、もう身体は動かないはずなのに織田は立ち上がった。
「まだ立ち上がっちゃうのね」
淵は余裕そうな声で言った。
しかし、織田の様子があきらかにおかしかった。目がイッてるとかではなくまるで死人のようだった。
「ウガァァァァ」
織田は狂ったような声をあげて突っ込んできた。
しかも最初と比較にならないほど速い。
油断していた二人は避けれない。
「切り上げ−第8番−螺」
準が回転しながらの切り上げで二人を守った。
「コ、コロす」
「もう寝て下さい。」
「ウガァァァァ」
また突っ込んできた。
「切り下ろし−第7番−烈」
強力な切り下ろしがきまった。みねうちなので死んではないが戦闘不能だった。
「ありがとう」
悟が御礼を言った。
「どういたしまして」
「でも、質問には答えてもらうからな」
(しっかりしてるな)
準は関心した。