いろんな事を考えても仕方がない。 真正面から佐藤に突っ込んでみよう。
自分の携帯から佐藤に電話した。
「おう、準君ひさしぶり。どうしたの?」
「どうも。またなんか良いバイト無いですか?今日時間あれば伺いたいんですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫!いつでもいるから。じゃ〜待ってるね」
一応アポは取れた、直接佐藤に事件の事を問い詰めよう。
2時間だけ暇をつぶして佐藤の所へ向かった。
ビルに到着しドアを開けた。
「おう、早かったな〜。バイトの事だっけ?」
「・・・」
「んっ、なに?」
「佐藤さん、本当はこの前の事件の事を聞きに来ました。被害者の人、駅で佐藤さんと一緒にいた人ですよね?」
「あ〜」
ここからは核心だ!佐藤がどう出るか想像もつかない。 もう後に引けない所まできてしまった。