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月詠 園夜  2008-03-09投稿
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 その日はとっても良い日だった。
 朝の占いでも一位で、雲なんか一つもない快晴で、次の日は僕と姉さんの誕生日で、とっても良い日だった。
 そのはずだったのに...

「姉さんが...死んだ?」

 部活終わりの帰り道。信号無視の車にひかれて、そのまま...
姉さんは、還らぬ人となった。

 1番大好きだった、知鶴姉さん。僕の、たった一人の姉さん。
 神様。どうか姉さんを返してください。
 返してくれないと言うのなら、僕が、姉さんを―――

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