お願いだから目を覚まして! 浴室で、母が泣き叫んでいた。 5月19日。誕生日を少し過ぎた日。 その日は名を考えられた日でありながら、弟の命日となった。 命日──いのちの日。 自分の「いのち」に名付けられた日と、その「いのち」の灯が消えてしまった日。 反するようで合いする、そんな、日であった… fin.
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