「キャー」
悲鳴をあげようとしたが声がでない。
そうしてるうちに屍が近づいてくる
近づいて来る度恐怖感はどんどん増してくる。
どうせならこのまま気絶したい……
だがこういう時に限って人は気絶しない
屍の魔力だろうか?
すると、屍は歌を歌い出した。
悲しい歌だった、だが聞き惚れる声だった。
いつのまにか彼女はこの歌の虜になっていた……
彼女は気付かないだろう
自分がもう死んでいるという事を……
彼女自身も屍となっているという事を………
そしてこの悲しい歌が……
死魂歌だという事を……
続く……