プライベートレッスン??

成島パンナ  2006-04-26投稿
閲覧数[1463] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「俺は知ってます」スパイクの紐を結びながら、眞野が言った。「神崎サンが先生を大好きな事。それから…」鈴宮も隣で黙ってスパイクをいじっていた。
「その想いが、凄く辛いって事も」

何してるんだろう。何だか不安だ。惹かれる様な拒否されている様な不思議な感覚。
すると二人がサッカーゴールの前に並んだ。
背が高くて、瞳は優しい先生。彼の口がそれを告げるべくはっきり動いた。

何故だろう

その時だけは…
風が吹かなかった。

「嘘」
二人は一定の距離に離れた。先生がゴール前、眞野はボール前に立った。

私はその場に崩れ落ちた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 成島パンナ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ