かなしいのです。

アイ  2008-03-12投稿
閲覧数[367] 良い投票[0] 悪い投票[0]

かなしいのです。


大切な人が死ぬ所を想像すると、自分が代わりに死にたくなるのです。


かなしいのです。


小さな子供がひたむきに何かを頑張っていたのに、つまずいてしまって、立ち上がれなくて、大きな声で泣き出した時、耳を塞ぎたくなるのです。


かなしいのです。



自分を上手に出せないで、クラスのはじっこで身を寄せあって弱々しく笑っている子たちを見ると、気まずくていたたまれなくなるのです。


かなしいのです。


TVで見た中国の貧しい家族、姉を学校に行かせるために弟が出稼ぎに出るけど、仕事先が見つからず途方に暮れて路上をうろつく姿を見ると、胸が切なくなるのです。


世界にはこんなにも不幸で溢れているのに、不思議です。私は生きたいと思います。不幸だからこそ、幸せを夢見て、その夢の力で立ち上がるのでしょう。何度でも。


かなしいのです。


でも人間は強いのです。


うれしいです。


人間として生まれて。




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 アイ 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ