先生に怒られイライラしていたが、ようやく授業の終わりを告げる鐘が鳴った。
はぁ〜。とため息をつき、うんと背伸びをした。
開放感でいっぱいだった。
だが、それは一時的なものに過ぎず、私にはまだ部活も塾も残されている。
「疲れたね。
…由奈!今日遊びに行かない!?」
隣に座っている友達、細谷麗が目を輝かせて話しかけてきた。
「…ん〜。
…よし。今日は遊び行こう!」
疲れていたし、息抜きにはちょうどいい。
そう思い、この日に限り部活も塾もサボってしまった。