ブロックアート

結衣  2008-03-15投稿
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平凡な自分
平凡な毎日
贅沢かもしれないけどこんな平和な毎日にハッキリ言って飽き飽きしてた…

何かかわったことと言えば
高校生になったくらいだった



広い校庭の真ん中で今日も俺は何かを信じて
空を見上げる……………




キーンコーンカーンコーン

校庭に予鈴が鳴り響く

「憂夜!!早く行けよ授業始まるぜ!?」

窓の向こうで友達の良樹が
急いだよ様子で叫んだ

「…ああ!
先行ってて!ゴメン!?」

「早くしろよな!!」
そう言って良樹は窓を閉め、走って行った

次は移動教室なんだ………

焦って教室に荷物をとりにもどり
勢いよく階段を駆け登る


キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった



まだ憂夜は走っていた
「何でっ高校って馬鹿に広いんだよ!!」

美術室に着くや否や勢いよくドアを開けた


「はーい……遅刻だよー」
美術の先生が出席表にサインする

『チッ』
憂夜は心の中で舌打ちをした

良樹がこっちをみて笑いながら口パクでこう言った『バーカ』

憂夜も口パクで帰した『ルセー』

「早く席に座りなさい」
先生の声に反応してとぼとぼ席に着いた

1番後ろの窓際の席
太陽の温かさと風が春の香をつれてカーテンがゆれる


ついうとうとしてしまう

美術の授業は嫌いだ
絵を描くのはメンドイし
先生の話しもよくわからない

それに何だか眠い



手を頬にあてうつむいた




何か 書いてある…




視線の先には誰もきずかないくはい小さな字で何か書いてあった









『新館の階段の鏡の前に行け』
「??イタズラか?」

普通の人なら無視するだろう
でも憂夜は平凡な毎日に何かの光がさしたように
美術の後、新館の階段に向かった………………

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