トライアングル・キャット15

ステ子  2008-03-15投稿
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ノールは恐る恐るクレインに近づいた。





クレイン「ノール…」

目を開いたクレインは、ぽぉっとしていた。

柔らかい唇に触れたノールは、クレインがまた天使に思えたが、目を開くと男らしくも見え、自分がクレインを受け止められたのかどうかわからなかった。

ノール「………」
クレイン「ノール…あの…無理しないで…」

ノールは、クレインが手に触れるとハッと我に返った。

ノール「いやっ、無理とかじゃなくて…。とりあえず、男とか女とか性別にこだわらないでみようかと…」

クレインはその言葉の意味がよくわからなかったが、そっと肩を抱き寄せられて、ようやく理解した。

安心して緊張が解けた二人は、疲れがドッと出て、ソファーで寄り添ったまま眠り、朝を迎えた。



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