偶必

ダイ  2008-03-16投稿
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この話しは実話である…

読んだ方がフィクションだと思ったのであればそれはそれで構わない…。

それでは話しをしよう…
昨日こんなことがあった…

家族が同じ夢を見た。

曾祖母が現れて、何かを話しているのだそうだ。
何を言っているのかは解らない。

だがやはり家族が同じ夢を見るというのは気になる…
そこで祖母と僕は秋田県にある先祖の墓に墓参りしに出掛けた。

寺の位牌堂に到着し、自分の家の位牌置場を見ると御膳がのっていた。

祖母は「冬の間、雪で来れなかったから月命日には来てもらいたくて夢にでたのね」といった。
僕もそれに納得して、ひとしきり拝んだあと岩手への帰路についた。

岩手に着き、祖母を自宅に置いたあと僕は遊びに出かけた。
車で10分ほどのゲーセンだ。

どうもキレが悪い……。

普段やり慣れていて得意なはずのレースゲームなのにイマイチうまく走れない。

僕はそのゲーセンを切り上げて国道を家路には着かず南へ走った。

2キロも走っただろうか…?突然、自宅から出てきたときよりも強くさっきのレースゲームがやりたくなった。

「よっしゃリベンジすっか!」

僕はすぐそばにあるゲーセンに向かうために、ウィンカーをあげ車を右折レーンに入れた。
その時。

キキーッ!ガラガラガラッ!!!

となりの直進レーンに進入してきたトラックの荷台から、たくさんの鉄パイプが前方に向かって飛び落ちたのである。

鉄パイプを結わえていたものが緩んでいて、ブレーキをかけたときに滑りだしてしまったのだろう。

僕はとりあえずゲーセンに入り状況を確認したが、直進していたらどう考えても死んでいた。

今回は直進レーンの先頭にトラックが来たから大事故にはならなかったが…もしも僕がゲーセンを我慢して直進していたら…曾祖母が守ってくれたのか?

また……このトラック事件は偶然なのか必然なのか……?

この詳細は神や仏にしか解らないといったところか………(苦笑)



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