星の数ほど〜前編〜

優梨  2008-03-17投稿
閲覧数[405] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「…ぅう…あたしなんてぇ…どうせぇ…グスッ…」

「美咲ってば大丈夫?そんなに飲んだら身体にどくだよ!」

頭がガンガンする。だけどそれでも飲むのをやめられない。

フラれるって、こんなに悲しいことだったんだね。

私は友達の言葉を無視して飲み続けた。

その結果、次の日は頭は痛いわ吐き気はするはで地獄だった。

「うぇ〜頭い゙だい゙ぃ〜〜」

「ほーら言わんこっちゃない」

私はまた愛美と居酒屋にきていた。

でも飲むのは水だけ。さすがの私でもまたお酒を飲みたいとは思わない。

「もうあたし一生独り身に決まってるよぉ゙〜〜〜!!どーしよまなちゃん!」

私はまだ昨日のお酒が抜けていなかったみたいだ。愛美に訳のわからないことまで口走る。

しかしそんな私にめ愛美は真剣に受け答えしてくれた。

「でもさぁ、あたしらもまだ二十歳だよ!?まだまだこれからだって!!ほらっ涙ふきな!」

そう言ってティッシュで涙を拭いてくれた。

いい友達だなぁ…その時、心からそう思ったよ

「でぇもあたし愛美みたく可愛くないしぃ〜〜゙゙゙だから達也にふられちゃったんだよ!もうやだぁぁ〜〜〜!!」

そんな優しい愛美だから、私はまた愛美に甘えてしまう。私ってやっぱりダメ女だよね。

「…美咲さぁ…男なんて星の数ほどいるんだから!そのなかには美咲のよさがわかる人もいるでしょ!」

「…っう…でもでもでも、達也は一人しかいないもん!!達也ぁぁ〜」

「…はぁっ…美咲、達也からはなれなよ!新しい恋を見つけるの!!そこらへんにいっぱい転がってるよ?」

新しい恋…今ままで達也一筋だったからなぁ。新しい恋…かぁ

「………」

「…!?美咲?!どうしたの私なにか……」

「ま゙な゙み゙ぃ゙ぃ゙〜〜〜あ゙りがどゔぅ゙゙〜〜」

「な、な、美咲!?」

私はおもいっきり愛美に飛び付いた。新しい恋か…

私、頑張るからね!!




「うるせぇな!静かにしろよ」

この感動シーンにどす黒い声で入ってきたのは、私よりわずかに年上っぽい男だった。

ななななな

信じられない…やっと失恋から立ち直った人に言う言葉!?知らないにしたって…

ムカ−

やっぱ男なんて…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 優梨 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
コンタクトのケアが変わる
洗浄1つで視界良好


▲ページトップ