校内鬼ごっこ イチ

麗華  2008-03-17投稿
閲覧数[566] 良い投票[0] 悪い投票[0]



「負けない…!!」



「私達・僕達は負けない」



────────────

─負けない─
と皆でかたく誓ってから10分たった……。


チャイムは多分あと5分程度でなるだろう。


周りからは唾を飲む音や
不安をもらす声
興奮を押さえられない者の奇声などが聞こえてくる


私も5分前となると
“不安”や“興奮”
の混ざった言葉では言えないようなモヤモヤとした気持ちが沸いてきた。

やっぱり、こんなこと将来に関わるんじゃないかと思い始めてきたとき聞きなれた声が聞こえてきた。


「皆さんあと3分前になりました。きっと不安も多いでしょう…。けれど…私達は理由があってこそこのような事をしている。」


学級委員の山崎 薫 だ。
皆からの信頼はあつい。
もちろん自分も結構信頼をしている。

だからとても彼女からの言葉は元気がでる。
それに…………なんのためにするのかも思いだした。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 麗華 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ