ホントの気持ちは
貴方に見せてはいけない
だって君は ビックリする程 気分屋さんだから…
ホントの気持ちを
貴方に気付かれてはいけないの
だって君は いつでも自由でいたい人だから…
君の背中にある大きな翼は
いつでも すぐにどこかに飛び立つ為にある
君の無邪気なその目は
沢山の女の子を見る為にある
君のおしゃべりなその口は
貴方の世界に引き込む為にある
だからアタシは 大きな壁を作ったの
気持ちが溢れ出さないように
嘘で塗り固めて
お互いに都合のいい関係を作った
ただの暇つぶしよ
性欲を満たしてるだけよ…
そう自分に言い聞かせて…
何故って?
それでもいいから 側にいたかったの…
近くで彼を感じてたかった
壁を大きくする事でしか
自分の心を守れなかった
なのに君は
いとも簡単にその壁をブチ破ったんだ…
「俺、ホンマはお前の事好きやで」
その瞬間 アタシの壁は崩れた
「アタシもめっちゃ好き」
2年間ため込んだ想いが一気に溢れる
ダメ…ダメ…ストップ。
ダメだ…もう止らない…
涙が出る程愛し合った
今までの時間を埋めるかのように…
なのに…
あれから1週間
君の翼が 羽根を広げてた…
どうして壊したの?
アタシの壁を…
今まで 何の為に自分に嘘を付いてきたの?
好きだなんて 言わなきゃよかった…