…私が覚えているのはここまでだ。
…やはり、あの声が私の幸せを壊したんだ…!
…許せない…。
「私を早く退院させてよ!出来るでしょ!?」
私の声が病室にこだました。
…。人の欲は恐ろしいものだ…。
「…次は…お前の番だろう…?」
…え?な、何を言ってるの…?
次第に鼓動が速まってゆく…。
…いや、私も叶えてもらった。
自分ばかりで悪いしな…。
「わ、わかった…。んで、あなたの望みは?」
「…人の体が欲しい。」
「!?」
その時…自分の中の何かが弾けた…。