保健室につき、手当てをしてもらっていると突然ドアが開いた
「大丈夫か?」
もう一人の幼なじみの廉だった
「もぉ…大丈夫だって二人とも大袈裟だよ」
廉 「良かった〜」
謙二 「廉!来るのが遅いよ」
廉 「仕方ないだろ」
私 「はいはい。もうその辺にして、戻ろう」
っとまあこんな感じで私達は仲が良かった
運動会が終わり、いつものように三人で帰った
この時はまだ知らなかった
もう三人で帰れなくなることを……
家でごろごろしているとインターホンが鳴った
誰かと思って出てみると廉だった
私 「どうしたの?」
廉は俯いたままだった
私 「何かあったの?」
私ははっとして
私 「あっ…ごめん」
っと謝ったすると廉は顔を上げ、
廉 「うぅん。謝らなくていいんだ。実は…親父が死んだんだ」
私 「えっ…」
廉 「ずっと前からがんでさ、なのに仕事を続けるんだって聞かなかったんだ…だから…症状が…悪化して…」
廉は啜り泣きながら言った
それを見た私は、
私 「大丈夫!私が側にいるから、なんかあったら遠慮しないで何でも言って」
廉 「うん…ごめんね」
廉はそう言って帰った