TRANSPARENな僕等

アルフォート  2008-03-19投稿
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黙々とチョコバリを食べる竣。
の隣にいる私。

竣は私の幼なじみみたいなものだ。

『竣、そんな食べたらお腹こわすよ?』
『いーんだよ。だってこれ、1000円当たるかもしんねーんだせ?俺、ぜってー1000円当ててやるぜ。』
『竣って…バカだよね。』
『うっせー。』
『あはは。』

私は小さい頃からずっと
竣のことが好き。
だからアホな私だけど
頑張って勉強して、竣と同じ高校に入った。
竣は一見アホっぽいけど
実はすごく頭がいい。
運動だって出来るし、coolだけど優しい。その上かっこいい。
だから昔っから周りにはいつも
女の子がいる。
私は幼なじみだから
理由がなくても隣にいられる。
幼なじみ、だから…。

『好きだよ…竣。』
『へ?なんか言った?』
『空耳でしょ?』
『恋愛の相談か?俺と瞳の仲じゃん。いつでも聞いてやるからな。今日俺ん家来る?久々に語ろうぜ。ってか…腹痛ぇ。』
『やっぱバカじゃん〜。』
『うっせーよ。』
こんなしょーもない会話が出来るのも、
幼なじみだから。

『幼なじみって…一番微妙な関係だよね。』
友達の白木由衣にきっぱり言われた。
『だよね〜。私は竣の恋愛対象外なのかな?』
『はっきり言って瞳は可愛いよ。学年で一番モテてるし。でも竣が瞳のことを女として見てるかって言われるとねぇ〜…。』
『ってか私昨日すごいもの見ちゃったんだけど。』
と言ったのは、上田みなみ。
私と由衣とみなみは仲良し三人組。
『すごいものって?』

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