司令は祐希、そして紫穂をジロリと見下ろした。
紫穂「――っ!?」
祐希「な゙っ――!?」
紫穂は司令のあまりの威圧感にコトバは疎か、指一つ動かすことができない。
瑞枝「司令……」
やはりこの男(ヒト)には
“解ってしまうのだ”と、瑞枝は恐怖にも似たようなものを司令に対し、感じていた。
そして、瑞枝と司令の発言からもまったく状況の掴めぬ怜子が問う。
怜子「どうゆうこと?」
瑞枝を見たあと司令を見上げ、最後に紫穂、祐希と見た。
そこで祐希が鋭く冷たい声で司令室内に言葉を放つ。
祐希「…俺達は、あんな化けモンなんかと戦わない…――!!
アンナ…あんな兵器には……のらねェ――!」
――この新たな発言に衝撃が走る。
怜子「!?」
浜名「んなッ!?」
柳「えぇ!??」
管野「……ッッ」